知の創造

Haruka OSAKI's Blog

Crazy 2018

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Live While We're Young – One Direction



2018年
一言で表すと、crazy だった。
 
 
ユニバで crazy
 
ISBEで crazy
 
そして、
研究でやっていくには常に研究に crazy じゃないとダメだ
と学んだ年でもあった。
 
 
 
"crazy”は日本人からすると面白い単語だ。
 
「頭イかれてるぜ!」
「夢中だよ!」
「ありえない!」
「すげー!」
「こんなのありかよ!」
 
こんなぐあいの意味を文脈によりけりですべて表すことができる。
 
 
 
2018年、実は年明けからcrazyだった。
新年早々、友人とユニバに行った。
ハリウッド・ドリームという代表的なジェットコースターがあるのだが、乗っている間に聞く曲を5曲から選ぶことができる。
 
選曲時は冒頭しか聞けない。とりあえずテンションが気に入った曲にした。
 
すると最初レールをカタカタ登っている間はローテンションだったくせに、
落ちる瞬間に「let's go!」
そのあと「crazy! crazy! crazy! crazy! 」
 
あれ以上ジェットコースターにマッチした曲はそうあるまい。
 
もし今後乗ることがあればぜひ聞いてみてほしい。5曲中3番目の曲だ。
タイトルは「live while we're young」である(冒頭の画像のCD)。
 
意図せずcrazy曲を選んだが、降りた後は大変気分がよく、crazy感がクセになって同じジェットコースターに3回乗った。
今振り返ると、年明けのこの出来事は今年を象徴していたのかなあ、なんて思う。
 
 
 
次のcrazyはアメリカだった。
“crazy!"
今年8月、ミネアポリスで行われた ISBE(国際行動生態学会)で国際学会発表デビューを果たした。
自分の研究テーマであるクチキゴキブリの翅の食い合いが "超crazy" であることは今までの経験で分かっていたが、自分で思っているだけなのと、実際に言われるのとではやはり違う。
 
世界の研究者をしてcrazyと言わしめた。これは人類にとっては一歩でも何でもないが、大崎にとっては大きな一歩である。
 
でも、ゴキブリがcrazyと言われたはずなのに、日本の知人たちに話すと
「それは大崎さんがcrazyってことでしょ?笑」
と全員から言われてしまった。大崎そんなイカれてない。
 
極めつけには、
忘年会で指導教員の粕谷さんから「大崎、crazyと言われる」と研究室メンバー全員に広められ、助教の細川さんからは「crazyじゃない年はあるの?」とまで言われてしまった。
満更でもない自分がまた悔しいが、残念ながらどうみても私自身はイカれてない。
これを読んでいるあなたはどう思われるだろうか?
 
 
 
今年は、「今の時点で研究以外のことに現を抜かしていてはいけない」という気づきを得た年でもある。
 
年の前半は少し他のことにも手を出そうとしていて、そのせいで研究戦略や実験方法の工夫について考える時間を削ってしまったように思う。
研究にはcrazyでないと。
 
これから論文をもっと出して、研究スタイルを確立できてきたら、他のことをする余裕もできるだろう。
でも、今はまだわからないことが多いし、慣れてもいない。今はしっかりとこれらを身につけるべき時期だ。
 
今年だって、研究にcrazyじゃなかったわけではないけど、今よりもっとcrazyになりたい。
寝ても覚めても、ご飯を食べていても、歩いていても、それこそ四六時中自分の研究を考察し、展開を考え、最近読んだ論文について考えを巡らせ、口を開けば研究の話...みたいな存在でいたい。
 
work as life
理想はこれかな。
 
来年2019年は亥年、勢いのある年、なんて言われている。
研究に猪突猛進、いい響きだ。
 
 
 
皆様、crazyを目指す大崎をまた来年もよろしくお願い致します。
 
では。